法人企業統計が出た件
ちょっと風邪をひいて休んでました。
皆さんも寒暖差にはご注意を。
リハビリがてらにメモ程度に。
法人企業統計が公表されたようです。
https://www.mof.go.jp/pri/reference/ssc/results/h27.7-9.pdf
設備投資額は10兆4,937億円。前年同期比増加率は11.2%。
前期(4-6月)比5.6%増とのこと。
一方GDPの1次速報では、設備投資は前期比1.3%減だったハズで
統計間でデータが食い違っていて、日経では
12/8公表のGDP2次速報値はこの分が反映されてGDP増えるかもね、と
報道されていた。
この記事の説明では、統計間で数字がばらつくのは
GDPの速報値は経済産業省の生産動態統計などをもとに推計している。同統計は設備投資に使う工作機械メーカーなどを調査する。これに対し法人企業統計は実際に設備投資する企業に聞き取ってまとめる。このため、結果が後ずれする場合があるという。
とのこと。
つまり…6月に工作機械メーカーが生産した機械が
7月に実際に使う企業に入荷された場合、
生産動態統計では6月カウント(7月はゼロ)
法人企業統計では7月カウント(6月はゼロ)
ってこと??
でもこんな馬鹿なことってあるんだろうか?
これって予見できるよね?
本当に後ズレするんなら100%、10月-12月の設備投資は1次より2次で悪くなる。
何故なら生産動態統計で7-9月は悪かったんだからそれが後ズレして
法人企業統計では10-12月が悪くなる道理・・・??
逆に4-6月の1次速報と2次速報はどうなっていたんだろう(宿題)
それは置いておいて、、、
新聞以外で行くと、
我らが7年連続優秀フォーキャスターこと第一生命の新家義貴予想師も
「ほぼゼロ成長に上方修正の公算大」とレポート。
http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/macro/2015/shin151201.pdf
しかしこうして色々見てみて今更の感想だけれど、
GDPってもっとカッチリしてるというか
計算すればポンって出てくるものかと思っていたが、
むしろかなりモヤモヤした捉えどころのない数字で、
計算方法を変えるたびに何度でも遡及訂正される、
フィクションの数字なんだなと。
別に「すぐコロコロ変わる数字じゃ意味ねー!」
って言いたいわけではないが、GDPという数字は相変わらず超重要な数字なのに
その推計方法があまり知られてない(単に自分が知らなかっただけかもしれんが)
ってのがすごいな、と。
そもそもGDPがどことどこの数字をどれくらいどう計算しているかって
公表されているんだろうか?
公表したら検証されて面倒くさそうだけど。。
自分が計算している担当者だったら計算方法はひた隠すだろうな。。
どっかで計算しくってるかもしれないし。。
「意志入れ」とか言って鉛筆なめてたりしてw
さすがに公正に計算して、計算方法も公表してるか。
寝よう(咳きこみながら)。